4月総評
4月はトントンでした。(総評終わり!笑)
初めは調子よかったのですが、だんだんとお客さんが減っていき、とうとう見捨てられたかあ・・・とまではいかなかったのですが、初旬の好調さがなかったら死亡レベルでした。
スイーツのみの路線はいまだに支持を得てない、というか単にフードメニューがなくなっただけの状態なので、この辺はもうちょい我慢。
5月は抜本的なメニュー改変を考えてます。
メニューありきの考え方から抜け出したいなーとあれこれ考えてます。
できることならメニュー自体をなくしたい。
その日作ったスイーツをその日のうちに食べてもらえるのが理想なんですね。
ぴらにやカフェ、商店街でも目立つ店なんで、通行人はめっちゃ見るんですけど、なかなか入店まではいかない。
その人たちが振り向いて入ってくる、何かの策をあれこれ練ってます。
お楽しみに!
真夏のぴらにやは何をする?
夏に向けての準備ってのを今現在ものすごくしていて、これはもうボクにしてはめずらしいことなのです。
計画を立てる。
先のことを考える。
すごい 笑
ごはんものをさっぱり切って、売上は落ちたまま、まあ、少しだけ回復したのですが、まあヤバいままで、いいのかあ、いいのかなあ、このままの路線でいいのですかいなあ、と思いながらも、お客さんの質は確実に上がりました!
ああ、正直に書いてしまつた。嬉しそうにびっくりマークまで付けて。
お客さんの質、ってなんだ、失礼な、略して「客質」まあ「客層」なわけですが、ごはんものを食べに来る層はなんだろう、アレな人が多い。
アレの部分を詳しく書くのはやめときますけど。
別にぴらにやじゃなくてもいいという方が多分多い、ここでいいんじゃね?みたいな感じで入ってきて、メニュー見ずに「何あんの?」みたいな。
もちろん、そういう方ばかりではないのだけど、スイーツと違って望まれてない感がすごくあるんですね。
惜しい人をなくした・・・と顔が浮かぶお客さんもたくさんいてます。でも、スイーツをぜんぜん食べには来てくれないとこ見ると、都合のいいご飯屋扱いだったのかなとも思ったり。
ごはんものをやめたのは、精神衛生上は正解ですけど、経営的には失敗ですね!
さて。
今年の夏はずいぶんと暑くなりそうですね!
ぴらにやカフェ、夏に向けての準備を今現在ものすごくしてます!
ボクにしてはめずらしい、先のことを考えるなんて!
冒頭で同じこと書いてる気がするなあ!
夏といえば、冷たいスイーツが売れるだろうという鉄板の予想を今年はたてたので、アイスクリームマシンとかき氷マシンを導入します。
ちゃんとした業務用のやつ。
ン十万の大型投資をお店にします!
失敗したら、終わりかも知れん、いや、しれっとごはんもの復活して、やっぱカレーって売れるねえーとか言ってるかも知れんけど 笑 ←ポリシーなし 笑
今まで、かき氷に関しては、ヤフオクで入札してみたりしてましたが、本気度はぜんぜんなかったんで、ふつーに今年もダメだったねーで済ましてたのですが、今年はもう新品で買いました。(まだ到着してないけど)
アイスクリームのほうはまだ決めかねてるのですが、こちらはふつーにスイーツとして年中使えると思うので、ジェラートとアイスクリーム両方できるタイプのものを導入しようかと。
回収できるのかな?
焼きパイと焼き菓子は夏の間はそれほど伸びないと思うので、コールドスイーツで勝負してみる作戦で。
安心できるオフィシャル感やパブリック感を自分なりに考えてみた結果、季節に沿うというのも、ひとつの手だと思います。
ただ、暑くなるのが早い気がするので、早くかき氷の練習をしないと!
マシン、早く届かないかな。
ぴらにやカフェって儲かってんの?
前回のブログの続き的な感じで書こうとは思ってるけど、さて。
タイトルのアンサーとしては、
儲かってません!!!!!!!!!!
もう10年近く(2009年開業)やってるけど、いまだに貯金なしです。
まあ、借金もないけど。(なのでいつでも辞めれます 笑)
今回は、具体的な数字も書くんで、これからカフェ経営をやろうかなと思ってる方とかは参考になるかもね。
今現在のぴらにやカフェ、つまりは2月・3月・4月のお菓子専門店にしてからのお話ですけれども、1日15000円の売上があれば上出来です。
定休日なしの30日稼働(しんどいけど)で、ひと月売上45万円。
1か月の総経費は20万以内なので、ざっくり給料25万です。
あ、総経費は、家賃・光熱費・食材費・その他もろもろ全部入ってます。ボクの昼食代も。笑 他の個人カフェの経費がどれくらいなのかわかりませんが、うちは20万越えることはないですね。16~20で推移してます。
1日15000円の売上は、うちの場合は平均客単価が750円なので1日20人の来客があればクリアですね。
20人くらい楽勝じゃーんと思う方もいてはると思いますが、大変ですよ 笑
店主ひとりの個人カフェだと、30人の来客をさばくのが限界かと思います。
ちなみにうちの通常営業での最高来客数は46人ですね。どうさばいたのか記憶がない。普段使わない食器まで動員してたと思う 笑
サウンドフェスタやわくわくメッセなどの商店街イベントの日は100人越えるんで、さすがにバイト2人プラスの3人体制でやりますけど。
売上の部分、1日15000円ですけど、これは今現在は仮定(希望)の話で、ごはんものを辞めてからは激減しております。ごはんものは総売上の4割を占めていたので。
つまりは、ごはんものがないカフェは、売上作るの苦しいってことですね。
コーヒーとお菓子だけで、どうやって売上を作ろうかなあと考える毎日です。
ごはんものの効用について、ってごはんものを辞めたボクが書いてもあれですが、まあ、通りすがり客を捕まえることができるんですね。
ぴらにやカフェに来る目的の人じゃなくて、たまたま前を通った方が来店するきっかけを作るのがごはんもの。
特に、米・パン・麺があれば完璧です。安心するんですね、お客さんが。
数年前、ぴらにやカフェを手伝ってくれてたこともあるシミズシェフが現在須磨でやってるカフェは、ガーリックチキンライス(米)・バインミー(パン)・米粉うどん(麺)のごはんもの3種の神器が揃ってるので、徐々に売上も上がってて、あーやっぱりそうなんだー、とごはんものをバッサリ切ったボクは呑気に感心しています。←呑気すぎるやろ、つぶれるぞ、ぴらにや 笑
麺はできればパスタのほうがええと思うけど。カフェっぽいし。
ごはんものをやってた頃のぴらにやですが、ランチタイムはそれほどの来客はなかったんですね。たまにバタバタしたけど。春日野道商店街が飲食店天国で、あらゆるジャンルの強い店が多いためですね。で、うちのごはんものが需要があったのは15時あたりからで、他の飲食店が15時~17時くらいまで中休みを取るので、その間はごはん客が来てた。隙間産業ですね 笑
で、その隙間産業をバッサリ切って、すっきりしたけど売上的にえらい目に合ってるのが現状ですね。
ただ、ごはんものは原価(原材料費)がかかります。
よく、お店とかは大量に作るから原価抑えれるでしょーとか言う人おりますが、一緒ですよ一般家庭と 笑
それはファミレスとかのセントラルキッチン(調理工場)がある企業の話で、個人カフェなんて、せいぜい10人前くらいの仕込みなんで、10人家族の食費とまったく同じですよ。むしろ、サラダの葉などはお客さんに痛んだものは出せないので、汚い部分を取り除いたりで、一般家庭よりも原価高いかも。盛り付けで多く見せるテクなどはありますけどね 笑
あと、ごはんものはキッチンが汚れます。油まみれに。
でも、やったほうがいいです。ごはんものは。
さてさて、これからカフェをやる人へのアドバイスとぴらにやカフェの数字や今後の話がごっちゃになってる今回のブログですが、これからのうちの展開は・・・。
4月に入って、少し売上は回復したのですが、だんだんとオール手作りのお菓子専門でやってるのが伝わればもうちょい上がるかな、と。(希望的観測 笑)
ごはんものという安心感を放棄したので、それに代わる安心感、うまく伝わるかわからないけど、オフィシャル感やパブリック感みたいなものがほしい。ぴらにやのブランド化みたいなのをぼんやり考えてます。わかりにくいですね 笑
準備中のお菓子の通販。
これがもしかしたら、売上回復の最大の一手になるかも知れません。
うまくいけば、商圏が日本全国になるから。
でも、
ボクはそんな夢は見ません。
見ず知らずのお店のお菓子をホイホイ買うケースなんて、そうそうないですからね。
ぴらにやカフェのネットショップのコンセプト(めずらしくキチンと考えたよ!笑)は、なんらかの理由でうちに来店できない人を相手に取引しようかと思います。
以前、ぴらにやに来てたけど、引越で遠方になっちゃった方。
ネットやメディアなどの情報で知り、すごく気になる店だけど、行くのは面倒な方。
足は運べないけど、面白い店だから支持してるお金を落としてあげたいと思う方。
乳幼児をかかえてて、行ってみたいけど、そうそう行けない方。
病気や怪我で来店は無理な方。
出入禁止の方 笑 ←誰や?
ぴらにや、自業自得で苦戦しとるなあ応援したるかー、という人がいても、実際にお店に足を運んでもろて、何か注文しないとお金は落とせないわけで、だからといって現金包んだ封筒送られても逆に怖いので、コーヒー代よりも交通費のほうが高いわーという方を相手にネット通販をやるというコンセプトでやろうと思います。
自家焙煎コーヒー豆・ぴらにやマグカップ・お菓子、でお家でぴらにやカフェできるよーみたいな販売セットを考えますね。
ボクがコーヒーを淹れる動画CDも付けたほうがいいかな!? ←いる?笑
ぴらにやカフェがしぶとく生き残ってる理由
昭和の時代というか一昔前までは、みんなが望む、時代が望む喫茶店の形というものが明確にありました。
モーニングサービス・スポーツ新聞・たばこ。だいたいこの三つが喫茶店の構成要素。
この三つをクリアしてから、カレーやピラフやサンドイッチ、クリームソーダーなどの喫茶店メニュー。入店時には、お水とおしぼりのサービス。
それは今も生き残ってて、春日野道商店街でもそのタイプの喫茶店のほうが圧倒的に多いのです。というか、うち以外は全部そのタイプですね。
その後、平成の時代になり、ドトールがコーヒーの価格破壊して、さらにコンビニコーヒーが最安値を更新して、その間、スタバがエスプレッソやスペシャリティコーヒーの概念を持ち込み、サードウェーブやスタンドコーヒーブームなどを経て、今は店主個人が望む喫茶店の形を具現化する店がどんどん出てきてて、面白い多様化っぷり。
開業するのは簡単だけど、続けるのはむずかしいと云われる業種だから、新しいのができては潰れての繰り返しで、うちはまだ9年目だけれども、同時期スタートの店はほとんどなくなっちゃって、後発の店も早ければ2年ほどで消えるので、神戸のカフェではまあまあのベテラン扱い、かも。技術も売上も低いけど。
飲食経験ない、調理経験ない、お菓子作りもしたことない、製菓修行も製菓学校も行ったことない、そんなうちがいまだに続いてるのは、運がいいから。
運、だけ???
運だけのせいにするのはあんまりなので、ちょいと検証すると、みんなが望む形と店主が望む形どちらの要素もないから生き残ってるのかな、と思います。
期待されず、期待もしない。
春日野道という、神戸最大の繁華街三ノ宮からわずか一駅(歩いても15分ほど)にも関わらず、いまだに下町で昭和感が根強いこの街では、喫茶店といえば、モーニング・スポーツ新聞・たばこの三要素がないとダメなんだけど、うちにはそれが全部ない。
モーニングは朝が弱い、スポーツ新聞は読まない、たばこは嫌い。(←全部店主が、ね)なので全部ないんだけど、そのおかげで期待されない。
あそこは禁煙やからアカン。スポーツ新聞ないの?ほなええわ。モーニングの時間帯はシャッター閉まってる。よく言われちゃいます。
なので、お店はなんでもありの自由にできるのだけど、店主が望む形も特にない。
あえて言うなら、やや女性向けのお店にしてるかな。カワイイ要素ちりばめてるので。(それすらも今の時代、古い感じがしますね。カワイイ店にしてれば女性が来るみたいな考え方が)
ぴらにやカフェのコンセプト・メニュー・レイアウトの変遷は、全部書くと長くなりすぎるので割愛するとして、ボクが考える理想のカフェというものが明確にないから、コロコロ変わるし、それでお客さんのほうも自由にコロコロ入れ替ります。
これでいい、といえばいいんだけど、常連が付きにくいスタイルとも言えるので、しぶとく生き残ってる理由にはなりにくいですねえ。
結局何が書きたいのかわからなくなってきてるけど、最初からレールから外れてれば脱線はしない、いや、なんか違うなあ。
数字とか出したほうがよさそうですね・・・。
次回のブログで数字とかも出して、カフェやりたい人とかの参考になるような感じで書いていければなあと思います。
つづく???
ごはんがなければお菓子を食べればいいじゃない!
「ごはんがなければお菓子を食べればいいじゃない!」
昔のどこかの国のお姫様が言ってたセリフですね。
「そだねー」
こんな感じの返事ができる余裕がいちおう、出てまいりました。いちおう、ね。
1月・2月あたりは、そんなこと言われたら、
「あのね、お嬢さん、ごはんがなければ帰ってしまうお客さんが大半なんだよ。なにも考えずにごはんものをばっさり切ったおかげでね、ぴらにやカフェの売上はガタガタなんだ。お菓子を食べればいいじゃない!と店主が言ったところでね、お客さんは、そんなもんで腹ふくれるかい!と去っていくのがオチで、フード系パイとかありますけどーと言ってみても、米が食べたいんじゃい!と言われちゃうんだよ」
と、どこかの国のお姫様を説教しますね。
さて・・・。
4月はまあまあ、売上が回復基調、とはいっても10日までの集計で、三分の二程度。
そりゃあ、総売り上げの4割近くを占めてたごはんものをばっさり切ったのだから仕方ないですね。
お菓子で売り上げをたてることができるまで、すごく時間かかりそう。
でも頑張る。ので、よろしくお願いします。
そのまま、お菓子とコーヒーだけを売っていても売上は上がらんので、いろいろ小細工をしております。
長時間滞在用のセットやお子さま向けセット、パーティープランなども作りました。
あとは、早いとこお菓子の通販を始めたい。
実はBASEという通販アプリにお店の開設はしているのですが、送料がねえ・・・。
1000円のお菓子セットに1000円の送料を払うとか、バカらしいよあーとか思って、いろいろどうしたらいいかなあと頭を悩ませてるのですが、宅配便を使う以上は仕方ない部分もあるので、送料の設定を早く決めなきゃねー。
しかし、焼き菓子の通販のお店、まあまああるけど、みんなどれくらいの売上があるんやろか。
うちはメインは実店舗なんで、1日1つくらいの注文があればいいけど、なかなか難しいでしょうねー。
具体的には月3~5万円くらいほしいなあ。最初の目標です。
あと、ぴらにやのお休みですが、お店ツイートに「7の付く日」とかふざけたこと書いて、17日と27日を休む予定ですけど、売上次第で開けます。
休まないといけないのはわかってるのですが、こればかりはごはんものを切って、大衆店から高級お菓子店(←笑)に鞍替えして、まだ支持を得ていないので、以前の売上まで戻さないと安心して休めないんですねえ。
お菓子通販がバンバン売れたら、逆に実店舗の営業を減らして週休2日とかにするんだけど。
お菓子のように甘い考えですね。
足跡がなくなるということ
3月の終わりに、とうとう文化学院が閉校してしまいました。
まあ、母校なんですけど、変わった学校というか、芸術系なんですけど。
補足説明しますと、上のリンク先の文化学院と、ボクが通ってた文化学院とは違う、というか、名前は一緒なんですけど、御茶ノ水から両国に移転した時点で、いや、もっと言えば、よくわからない会社が経営に参加してきた時点や校舎を取り壊した時点で、文化学院の精神性やらがずいぶんと変わってしまって、ふつうの専門学校に落ちぶれた、っていうと今の在校生とかには失礼だけど、まあ、違うんです。
文化学院の雰囲気をすごく捉えられてるブログがこちらなんですけど・・・
まあ、まったく面識がない方のブログを貼り付けましたけど、ほんとこんな感じの学校でして、ボクはここで演劇とフランス語を学んだんですけど、授業内容よりも精神性みたいなものが、いい感じに心や体にまとわりついてて、ふとした時の行動指針になったりします。「小さくてもよいもの」とか。
主に演劇関連の授業を選択していたんですが、授業の内容に関してはちょっと古い、というか少なくとも最新ではないな、というのも、ボク個人は文化学院入学前後から演技の世界を少しかじっていたので、そう感じながらも一応まあまあ真面目に授業を受けておりました。ダンスだけはこの授業内容は古すぎるだろ、というのと苦手だったのでほぼ行かずで単位落としたかな 笑
狂言とかの古典芸能はまったく知らない世界だったので、すごく楽しくて、野村万作先生だったんですけど(本人は数回来ただけで、あとは弟子が教えに来てた)、やーなーぎーのお、しーたーのおー、とか発声しておりました。今の生活においてはまったく役に立ってないし、狂言とかまったく観に行ってないけど。
演劇と並行して学んでたフランス語は、後々の2000年のパリ滞在、ヨーロッパ放浪の時に役に立ったような役に立たなかったような、わからんけど、フランスとベトナムのハーフの子の(正確にいえばその子の姉の)モンマルトル近くのアパートに転がり込んでから飛躍的に上達したから、でも基礎的なことは文化学院での授業のおかげと思います。たぶん。単位は取れてたはず。←これもたぶん。
ボクの文化学院=演劇とフランス語なんですけど、今のぴらにやカフェでは、学んだことはさっぱり役立たず、まったく関係ない感じですね。
パリでお菓子を習ってきた!とかなら箔が付いていいんでしょうけど、まったくそんなことはしてなくて、そもそも後々カフェ経営するなんて予想もしてないので、ポンピドゥの前で色紙に漢字を書いて外人(いや現地人やな、そこでは)に売ったり、日本から持ってきたラジカセでストリートライブしたり、パリ1区のジュンク堂の掲示板(ネットじゃなくてリアルな掲示板ね、駅とかあるやつ←今はあんまし見ないけど)に貼ってる引越やら映画のエキストラのバイトをしたり、ベトナム人がやってる中華料理店でお手伝いしたり、とお菓子とは関係ない生活してたから、パリでフランス菓子とか食べたこともないし買ったこともない。
唯一、ベトナム人がやってる中華料理店でバイトしてた時に、ヌガーという、ピーナッツと砂糖と牛乳を鍋で煮てから型に入れて冷やして固まったら包丁で切るというお菓子は作るのボク担当でやってたけど、これフランス菓子でもないな。
パリでお菓子作ってました!と言えるけど言えんよな 笑
パリの話に脱線しましたけど、まあ、文化学院で学んだことは、今現在はまったく役に立ってないけど、精神性みたいなものはいつまでもボクの心の中に残るでしょう。
ああ、今回のブログのタイトルが、「足跡がなくなるということ」ですけど、さらにもう一つ・・・。
ampmっていうコンビニ、ご存じですかね???
「あるといいのがある」っていうキャッチフレーズのコンビニだったんですけど。
10年ほど前にブランドごと消滅した会社なので、知らん人もおるやろな・・・。
お客さんからよく聞かれる「なんでぴらにやカフェって名前なんですか?」の次に多い質問、「カフェやる前は何してたんですか?」なんですけど、ampmで働いておりました。
ampm関西でしたので、親会社は近鉄だったんですけど、それが牛角とかやってる会社に買収されて、その次はかっぱ寿司にまた買収されて、最終的にはファミリーマートに買収されて、ブランド消滅したんですね 笑
ボクは消滅前に退社してぴらにやカフェをはじめてましたから、消滅後の話は知らないんですけど、やっぱり、「あるといいのがある」から「あなたとコンビにファミリーマート」って毎朝100回言え!とか強制されたのかな、残った人たちは 笑
まあ、前勤めてたブランドはすでにないわけであります。
足跡がなくなるということ。
出身校は?「消滅した」 前職は?「消滅した」
ぴらにやカフェは?「消滅しないように頑張ります・・・」
「ぴらにやカフェは永遠に破滅です!」
永遠と破滅、相反するコトバが美しいのですが、これは、文化学院の先輩でもある石井竜也さんが米米クラブ解散時に言ったコトバ(米米クラブは永遠に破滅です)なので、パクリになるから使えない。
足跡がなくなる時に、何かいいセリフがないと、消滅もできやしないですね!
1月・2月・3月 総評
そうとうひどい数字でした。というか赤字転落。
1月、2月、3月。。。(3月はトントン)
順を追って説明すれば(誰に?)2017年の夏くらいから、お菓子を主体にしたお店にコンセプトチェンジしようかなあというおぼろげな構想はありました。
まあ、もともと表向きはお菓子主体のお店ではあるんですけど、実際の売上比率はフードが占める割合が結構高くて、だいたいどこのカフェもごはんもので数字を立ててるとは思うのですけど、なんだろう、あんましごはん作りたくないなあ、お菓子作ってるほうが楽しいなあ、みたいなのがずーっと続いてて、そもそも商店街には美味しいごはんやさんいっぱいあるやん、わざわざうちでごはん食べんでもええやん、どこかでごはん食べてきて、食後のお茶とスイーツ楽しみに来てくれたらええやん。(←考え甘い)
実は去年の9月に東京に、カフェ開業セミナーを受講してきたんですけど、人様に教えを乞うというのが大嫌いなんですけど、ぺろりん先生(鹿目凛)の生誕祭と転校少女歌劇団(渚まお推し)の定期公演を渋谷まで観に行くついでに、1回くらいそういうのに参加してみようかと思って行ってみて、話(授業)の1割くらいは役立つ情報もあって、そん中で唯一納得したのは、「極論、カフェであってもメニューは1つだけでもいい。その商品が(店主の中で)絶対的な自信があるならば」というコトバ。
メニューが1つだけのカフェ、神戸でパッと思い浮かぶのは、喫茶月森とヨムパン、ってどっちのお店もメニューが1つだけってことはないんだけど、月森ならホットケーキ、ヨムパンならバケットサンド、と看板メニューの強さが際立ってて、それを食べにお店に行く感じで、お店に行ってからメニューを選ぶという感じではない。
たぶん、両方とも絶対的な自信があるから、あのメニュー構成なんやろなあ。
ぴらにやでメニューを1つだけにするとすれば、シュークリームかな?カレーかな?とあれこれ考えてみたけど、そもそも絶対的な自信がある商品がなかった!
ない。つらい・・・。でも、ないもんはない。
なので、逆に商品をめちゃくちゃ増やしてみました。
鹿肉ステーキとか牛タンシチューとか、カレーも3種類にして、魚介のブイヤベースやらトリッパのトマトソース煮やら、フード類は15種類くらい、ってレストランかいな。
売上増えたけど、経費も増えて、儲けはなかった 笑
手間はめちゃ増えて、こりゃあかん!ってなった。
しかし、新規のお客さんや家族連れのお客さんが飛躍的に増えた。
でもでも、考えてみたら、セミナー受ける前の段階では、お菓子主体のお店にしたいなーと思っていたわけで、セミナー後になんでフード類がアホみたいに増えてるの、セミナーなんて受けるんじゃなかったよ、と後悔したけど、セミナーは商品を1つにしろと言うてたわけで、真逆のことをしたボクのミスかも知れない。←いや、ミスだろ。
ますます、ごはん作るのがイヤになったんで、2017年いっぱい12月末で、フードを辞めました。全部。
フード全廃を決めた12月半ば頃、全廃はあんまりだろ、スイーツだけでやっていけるとは思えない(実際、1月2月は地獄でした)、と保険のつもりで、おにぎりと豚汁を販売しようと思いつき、ぴらにやカフェでおにぎりと豚汁を売るのは変かも知れないので、店舗内別店舗「ジャパニーズおにぎり処 Oh!ニャー斬り屋」を1月からオープンすることになりました。
さらに、スイーツとおにぎりがダメだったことも考えて、夜はバーをしようと、これまた店舗内別店舗「エスプレッソバー 金星キャラメリゼ」も週末金曜と土曜だけ開けることに。
結果からいえば、どっちも失敗したよ。大失敗。
まず、「ジャパニーズおにぎり処 Oh!ニャー斬り屋」から・・・
炊飯器が1台しかないから、おにぎりを大量に作るには、2~3回ごはんを炊かなきゃいけないわけで、朝4時起きになりました。
あっという間に身体がおかしくなった 笑
金曜・土曜はバー営業で0時まで、って死ぬやろ。
「金星キャラメリゼ」に至っては、たぶん4回くらいしか営業しなかった。
おにぎりの朝4時起きで、夜は意識朦朧としてたから。
「ジャパニーズおにぎり処 Oh!ニャー斬り屋」
「ぴらにやカフェ」
「エスプレッソバー 金星キャラメリゼ」
の3店舗構想、3正面作戦は、1か月で崩壊しました。ちーん。
炊飯器追加投資で買わんでよかったわー。
2月は、作戦失敗の残務処理と月日数が短いのと最強寒波とで、しかも、スイーツのみのお店になし崩し的になっていたので、数万円の赤字・・・。
赤字であります!
サラリーマン的に言うたら、1か月働いて、給料ゼロどころか会社から数万円払えと請求されるという、そりゃないやろという事案。
でも、身体は休まった 笑
3月は個人的にどうだろなー、今後を占う試金石だったのですが、トントン。ちょい黒字。
ごはんなし、スイーツのみ、客数は底、でもトントンは、客数が今後回復すれば希望が持てる数字でした。
まあ、神戸スイーツフェア「シュークリームスタンプラリー」の後押しがあった数字でもあるけど。
そのラリーで初めて来たお客さんは、スイーツ専門店ぴらにやしか知らんので、今後ともよろしくお願いしますと声を大にして言いたいわけで、何割かでもうちのお客さんになってくれれば。
この辺は運がいいなあと自分でも思います。
4月はじまりましたが、今のところは良い感じですので、焼き菓子のお店としてやっていければよいですね。
2018年は初頭から、セミナーのせいでえらい目に合いました。(違・・・)
人から教えを乞うべきではないですね!
シュークリームスタンプラリーありがとうございました!
3月10日より神戸の洋菓子店43店舗が参加した「シュークリームスタンプラリー」が本日終了致しました。
ほんと、当店にもご多数さまのご来店ありがとうございました!
参加依頼がきた時には、なんでうちが!? と思いましたけど、基本的に取材や出演依頼はなんでも受ける、いつ何時、誰の挑戦でも受ける!というスタンスなので、ふつうにOKしましたが、まあー参加してる洋菓子店が有名店ばかり・・・
でも、まあ、ふつーにおいしいですよね、宣伝効果的には。
シュークリーム目当てのお客さんも結構ご来店いただきました。
それらの、わざわざ電車賃を使ってきてくれた方たちを次につなげる何か、というのが今のぴらにやカフェ、ひいては春日野道商店街にはない、まだ弱い、みたいなのも感じました。
外に発信できる力のある個店が出てくれば、商店街も活性化するので、今後、こーゆー機会があれば、理事会なりで相談して、商店街全体で宣伝できればなあと思います。
ぴらにやカフェのシュークリーム、今回の依頼が降って湧いたようなフロック、かも知れないけれども、そうでもないのは・・・
森脇伝説(サンテレビ・KBS京都)、ほんまもん!原田年晴です(ラジオ大阪)などのテレビ、ラジオではいちおう取り上げてもらってて、メディア露出はある程度ある商品だったのですね。それで、今回の依頼もきたのかも。
ほんと、勲章ですね。素直にうれしい。
今回のを機に、ぴらにやカフェ、ますます焼き菓子のお店に舵を切る予定です。
ネット通販も早くしたいですね。
でも、シュークリームはどうなのでしょう、クール宅急便とかでいけるのかな?
頑張って、お菓子を焼き焼き致しますので、よろしくどうぞ。
ぴらにやカフェの自己紹介長すぎ!
はじめましてで、はじめました。(ブログを)
はじめましてじゃない方もはじめまして。
ぴらにやカフェの中野りうしです。
お店のほうで、ずいぶんとパソコンが使いやすい状況となりましたので、4月からこちらのブログでいろいろ書いていこうかと思います。
よろしくおねがいします!
簡単な自己紹介。
神戸・春日野道商店街で、ぴらにやカフェというお店をひとりでやってます。
ひとり、といってもたまーに臨時店員が入ったり、ふたりでやってた時期もあったので、完全にひとりというわけではないのですが、基本はひとりで働くほうが気が楽なので、これからもひとりでやっていきたいと思ってるのですが、こればかりはどうなるかわからないので、わかりません。
お店は2009年11月から営業してますので、9年くらいやっているのですね。
コンセプトやメニューなどは、ほんとコロコロ変わっていってるので、お客さんをずいぶんひどい目に合わせていること多々あるのですが、付かず離れずで来てくれるやさしい方が多いので、なんとかダラダラ営業を続けております。
今は焼き菓子をメインに営業しています。
これも、お客さんを犠牲にしながら作り上げていったスイーツレシピが、最近はまあまあ評価されるようになってきたので、コンセプトを「焼き菓子の店」にしました。今年の2月から。
その際に、ごはんものメニューをさっぱり切ったのですが、案の定、お客さんが減りました! なかなかお菓子一本では難しいですね。フード系焼きパイなどの小腹満たしメニューもあるにはあるのですが、米が食べたいという方も多いようです。
でも、ぴらにやカフェがある春日野道商店街は、飲食店が数多くある食の激戦区ですので、ごはんは他の店で、お茶とスイーツは当店で、と使い分けてくれたら嬉しいです。ほんと、ごはんがおいしいお店が多いのですよ。
くわしくは→春日野道商店街ホームページ
実は、春日野道商店街振興組合の副理事長(総務・会計兼任)もやってたりするので、商店街全体のことも考えてると、喫茶店はまあまあの数あるのですが、手作りスイーツのお店はないので、うちはお菓子のほうに注力したほうがいいのかなあと。
春日野道商店街は、阪神電車「春日野道」と阪急電車「春日野道」を繋いでる縦長の商店街で、アーケードもあるので雨の日も濡れずに来れます。
どこかのお店でごはんを食べて、食後のお茶とスイーツはぜひ当店へ!
今年のKobe Sweets Fair(神戸市主催)のシュークリームスタンプラリーにも参加依頼が来て、神戸の洋菓子の名店43店にこっそり入れました!!!←大げさ
神戸市に認められたあ!(←大げさ)ということで、焼き菓子のネット販売も考えております。
これなら、遠く離れた方でも、ぴらにやのお菓子が食べられますものね。
どういった形でネット販売をするのか検討中なのですが、BASEやSTORESなどの無料のECモールも出てきましたし、楽天やアマゾンなどの大手モールにも資料請求したりして、いろいろ考えております。梱包も考えないと。
ぴらにやカフェ、10周年はわりと手の届く範囲内になってきたので、その時までに「焼き菓子のお店」として固められたらなあ。
そんな感じのお店の自己紹介でした。
続いて、店主個人の自己紹介、ですが、この時点で冒頭の「簡単な自己紹介」ではなくなってるような気がするのですが、続けていいですか?
名前は、中野りうし。本名は竜志(りゅうし)なのですが、たつしと読み間違えられることが多いので、ひらがな表記にして、小さい「ゆ」を抜きました。
演劇活動・音楽活動・執筆活動をしてたので、芸名的な感じで、今でもその流れからお店に来られる方からは「りうしさん」「りうしくん」と呼ばれることが多いです。
「マスター」や「店長」と呼ばれるのが一般的ですが、個人的には「りうしさん」で呼んでいただいても親近感があるのでうれしいです。ご来店初めましてでも「りうしさん」で構いませんよ。
演劇活動は主に東京で、ほんとに一時期ですが、大阪(兵庫かな?)で神原くみ子さんのところにもおりました。(一度だけ公演に出させていただいたのですが、どんな役だったのかも覚えていない・・・)
東京では活動拠点は江古田で、ストアハウス(今はないのかな)で公演を行っておりました。
あとは路上パフォーマンス。「10時開店」という看板を持って、「10時開店でーす!」と叫びながら、高円寺や阿佐ヶ谷や吉祥寺などの中規模の商店街を走り回る謎のパフォーマンスを繰り返しておりました。(10時になったところで、何も開店しないので、見た人はモヤモヤする今考えたらただの迷惑行為)新宿や渋谷でやらないあたりが小心者。
ネットもまだまだの90年代ならではですね。(←何が?)
音楽活動は、ライブ自体はほとんどしてない(多分10回もしてないかと)のですが、オリジナルアルバムが1枚あります。
20年近くの作品ですが、最終的には、kiss-fm(神戸)のターザン山下さんの番組で小特集みたいなの組んでくれて、それで在庫分完売しましたね。
その他、コンピCDや京都でお店に頼まれて作った歌のCDなどがあるはずなのですが、手元にないですね。
youtubeでは「ホットケーキのうた」が上がってますね。これは、ぴらにやカフェのお客さんが作ってくれた動画ですね。
再生回数が3万回越えてるけど、低評価が多いので、見た人は高評価お願いします!
ぴらにや店主がピアノの弾き語りで唄っております。
執筆活動は、表に出せるものから出せないものまでさまざまですが、本が1冊出てます。アマゾンで買えますね。
中古だと100円・・・。
興味ある方は、お店で言ってもらえれば、最安値で売ります。(99円?)
ブログやるのは今回が初めてではなくて、過去にいろいろなブログサービスやテキストを使って、近況や活動などを宣伝・報告してきたのですが、その辺も含めてリンク先を貼り付けておきますので、興味あれば時間ある時にでも読んでください。
ただ、消失したブログサービスや個人サイトはもう見れないですね。
「或るきまぐれ芸術家の日記」 (2005年4月~2006年10月)
「riushi nikki」 (2006年12月~2009年9月)
「ぴらにやカフェ公式ブログ」 (2009年11月~2015年7月)
「ぴらにやスターのみせびらかし雑記帳」(2013年7月~2016年7月)
ぴらにやカフェ公式ブログは、お店ができるまでの過程も書いてるので、これからカフェをはじめる方には、もしかしたら参考になるかも。
2005年以前の日記は、完全に消失みたいで、2000年~2001年のパリ滞在記は「パリでウロウロ」で読めます。
90年代の東京での劇団時代のテキストサイトも消失してますね。
こんな感じで、お店と店主の自己紹介でした。
すごく長かったですね。
読んでいただいて、ありがとうございます。
このように、少々自己顕示欲の強い男がお菓子を作ったりコーヒーを焙煎したりしてるお店です。
ぜひ、神戸に来た際は、お立ち寄りください。